Birch Coffee
ニューヨークの「アッパー・イースト」とか「アッパー・ウェスト」というエリアは、セントラルパークの南端より上の両側を指すのだけど、私の個人的リサーチによると、アッパーは数年前までは私好みのコーヒーショップ不毛地帯なのであった。それが、最近やっとぼちぼち好みのコーヒーショップに出くわすようになった。このBirchもその一つ。
去年の夏、近くにWhole Foods Marketというスーパーがあるので、そこに買い物に行った時に偶然発見。小躍りしてコーヒーを飲んだのを覚えている。今日は朝から家の近所でゆっくりとコーヒーが飲めるのでやってきた。
朝に来るのは初めてだったけど、めちゃくちゃ混んでいる…。割りとたくさんテーブルとイスがあるお店なのに、店に入ってレジに並んでいる間は満席だった。注文してコーヒーを待っている間に、やっと空いた席を確保。朝なので通勤前っぽい人もいれば、観光客っぽい人、ご近所さんっぽい人もいて、とにかく人が多くて賑わっている。
カウンターのお兄ちゃんたちも、コーヒーをせっせと作っては「キャサリーン!」「アドリアーノ!」などと大声で名前を呼んでいて、何とも言えない活気のあるいい雰囲気。元気な朝の市場に来た、みたいな。
今回リンクを貼るのにWebサイトをチェックしたら、こんな言葉を発見。
It is said “if you enjoy your job, you’ll never work a day in your life.” Birch Coffee is just that.
「仕事が楽しかったら、人生で働いている日なんて1日もない」と言う。Birch Coffeeはまさにそれです。
店の雰囲気を知って読むと納得。みんな楽しそうに働いていて、それが空気に表れている。とにかく居心地がいい。
朝食メニューのサンドウィッチ。写真撮り忘れてたので食べかけ
ラテは割りとあっさりとして飲みやすかった。ロースタリーでもあるので豆はオリジナル。(日本語だとロースターだと思ってたけど、英語だとroasteryだから何と呼べばいいのか迷う)
フードは、この96丁目のお店は朝食メニューのサンドウィッチがあった。ダウンタウンの27丁目にも朝食メニューありで、14丁目の方は無さそう。ランチメニューは全店にあり。ペイストリーは、doughのドーナツとマフィンが入っている。doughにマフィンなんてあるの知らなかったな。
96丁目のお店は、テーブルもイスもたくさんあるし、奥にはパソコン用の席とか、ライブラリーもあったりして、コーヒーショップとしてはおもしろいスペース。なんと夜はビールも出すらしい。朝はコーヒー、夜はビール、最高ですね。
よく見たらテーブルにコーヒーがこぼれた跡を銅板で(?)貼ってある!おしゃれ〜。コップの輪染みバージョンもあった。
ダウンタウンの14丁目の方は、この前通りがかったので、中をのぞいてリサーチしてきたけど、コーヒースタンドタイプで、to go中心っぽくて、ゆったりできる感じではなかった。27丁目の方は、Webサイトで見る限りかなり広そうなので、今度はそっちに行ってみたい。
通りがかった14丁目のお店
私の場合、コーヒーショップはコーヒーが美味しいだけじゃなくて、テーブルとイスがある、WiFiが使える、トイレがある、そして店員さんがいい感じ、という風に色々な条件が重ならないと、なかなか何度も行く気になれない。なので、こういうお店が近くにあってくれるとほんとにうれしい。(徒歩20分だけど)