Blue Bottle Coffee
近々日本にも出店するというニュースも見たし、有名店だから一応紹介しておくか、でも実はBlue Bottle Coffeのラテってそんなに好みじゃないんだよなあ、なんて思いながらチェルシー店でぼんやりしていたら、店員さんの向こうに「サイフォン ワッフル 11時から」のサインが。「サイフォンとワッフル!?」と気になりつつ、その日はオープンまで待てなかったので、今日はリベンジにやって来た。
シンプル過ぎてうっかり見過ごしそうな店員さんの後ろのサイン
Blue Bottle Coffeチェルシー店の2階にひっそりと佇むサイフォンバーは、 ブルー(brew)コーヒーを飲む場所らしい。 普通のドリップは1階にもあるけど、2階ではサイフォン、 ケメックス、ネルドリップで淹れたコーヒーが飲める。
ニューヨークに来るようになってコーヒーが好きになったにわ
ロースタリーでもあるので豆はもちろんBlue Bottle Coffeeで、サイフォンで淹れるのはエチオピアのシングルオリジン。 サイフォンの下のボール部分でお湯を沸かして、 適温になったら上のボール部分を真っ直ぐに立てる。そうすると、 下のお湯がみるみる上に上がっていく。そこでコーヒーを上のボールに投入。 ササッと手早く軽くかき混ぜたら1〜2分置いてできあがり。 最後にサイフォンを火から外すと、今度はコーヒーがサーッと下のボールに落ちていく。このコーヒーをサーバーに入れて、最初は熱いから気をつけてと、 細長いハリオのグラスに少しずつ注いでくれた。
何という繊細で軽いお味。 これがコーヒーなの?と聞きたくなるような、お茶のような上品なコーヒー。 サイフォンってこんな風に淹れるんだ、そしてこんな味なんだと、 初めてにして多分かなり上級の体験をさせてもらったのだと思う。前にThird Rail Coffeeでもエチオピアの豆を飲んだけど、豆が新鮮なのか、プロが丁寧に淹れているからか、ニューヨークだとアフリカの酸味のあるコーヒーも美味しい。
チェルシー店の2階のサイフォンバーでは、 ニューヨークの他店には無いワッフルも食べられる。 焼き立てサクサクで美味しくて、さっぱりとしてるからサイフォンのコーヒーにもよく合う。 サンフランシスコのお店ではフードも割と出しているらしく、 そこのフードのシェフのおばあちゃん直伝のワッフルだそう。
コーヒーもワッフルも堪能して満足していたら、 何やら小さなグラスに入れた飴色の飲み物を出してくれた。 コーヒーチェリーからコーヒーの豆を取った後の、外の皮を乾燥させたものを、お茶のように淹れたものらしい。最初はアイスで出してくれたのだけど、爽やかでフルーティーでアイスティーみたいな美味しさ。 アイスは昨日淹れたものらしく、 アイスを飲んでいる間にホットも淹れてくれた。すごい充実のサービス。 しかもどれもコーヒーマニア度が高そう。素敵やなあ。
正直、Blue Bottle Coffeeのラテがそこまで好みじゃなかったので、 なんでそんなに人気があるのかと思ってたけど見直した。というか、改心しました。 今日のサイフォンのコーヒーとワッフルは極上でした。 1つ質問すると延々と解説してくれる、 見るからにコーヒーに精通していて、技術も確かなお兄さんのお陰で す。上質な時間でございました。
Blue Bottle Coffeeはサンフランシスコ発のコーヒーショップで、ニューヨークにもマンハッタンに4店舗、ブルックリンに2店舗あります。サイフォンとワッフルが楽しめるのは、ニューヨークではチェルシー店だけなのでご注意を。
Chelsea
450 W. 15th St, New York, NY 10014
Mon-Fri 7 am-7 pm
Sat-Sun 8 am-7 pm
Siphon Bar 11 am-5 pm
WiFi No
Restroom No