McNally Jackson Cafe

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ここは、SohoのMcNally Jacksonという本屋さんに併設されているカフェ。

ラージのラテを「stay(店内で)」と頼むと、大きなマグカップに入れてくれる。このマグカップには、Alvin Lenvinの本の一節が引用して書いてある。

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 "You sit here now on the hard chair and think about three things and you don't know whether you are happy or sad. And you wonder if you'll ever think some day about now, and if then everything happening now will be nice to think about."
 
-- ALVIN LEVIN, LOVE IS LIKE PARK AVENUE, NEW DIRECTIONS

 何とも本屋さんらしい気の利いたマグカップ。翻訳したいけど、文法的には正統ではないので間違えた解釈を広めたくないので自粛。でも、このいまいち何が言いたいのか分かるような分からないような、味のある文章がたまらない。大きさもいいし、自分へのお土産に買いたくて聞いてみたことがあるけど、非売品だった。残念すぎる。売ったら売れそうなのに。

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マグカップだけじゃなくて、インテリアにも随所に本屋さんらしいところがあってとても素敵。壁際の1人席コーナーは本を開いた図柄の壁紙で、1人用のテーブルは本の形になっていて、使う時にテーブルを開くと本を開くようになっている。天井の照明も本がデコレーションに使われていて、この辺りのセンスがかなりツボです。(そう言えばトイレにも何かの言葉の引用が壁に書いてあって、これもまた良かった気がする)

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前はWiFiが使えたのだけど、何年か前に無くなってしまった。地下にあるトイレも、同じ頃に有料になった。その時期にお店が「独立系の小さな街の本屋なので、お客さんには不便をかけて申し訳ないけど、これからも長く本屋を続けるためにご理解いただけるとうれしいです」というような内容のコメントを貼り紙していた。(かなり昔の記憶なので詳細は違うかもしれないけどこんな感じ)
 
そういう訳で、WiFiが無くてトイレが有料なのはちょっと痛いので、カフェの利用頻度は減ってしまったけど、好きな場所には変わりが無いし、本屋さんは今でもよく利用してる。
 
本を買おうと思ったら、まず最初にここに来る。品揃えは大型店に敵わなくても、長く続いて欲しいお店で物を買うのは、小さいながらも投資と同じだと思っているので。そこまで大したインパクトは無いかもしれないけど、現実的な応援行為というか。

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そうそう、アメリカは本の値段に一応最初の定価みたいなのはあるけど、日本と違って本屋さんが値下げすることもできるので、SALEコーナーをチェックするのも、思わぬ掘り出し物があったりして楽しい。あとこちらの本は日本の本より全体的に軽い気がする。っと、コーヒーショップじゃなくて、本の話になってきてしまった。

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話を戻すと、コーヒー豆はStumptownを使っていて、普通に美味しい。レモネードも自家製で結構いける。ペイストリーも、ラインナップは普通だけど割と美味しかった。全体的に本屋さんの併設というレベルではなく、普通のカフェ並に充実してると思う。本が好きな人には間違いなくおすすめの場所。
 
52 Prince Street, New York, NY 10012
Mon-Sat 10 am-10 pm
Sun 9 am-9 pm
WiFi No
Restroom No