天神の「Rethink Books」とうきはの「MINOU BOOKS AND CAFE」

https://www.instagram.com/p/BGMXOWLTKKQ/

福岡の天神に新しくオープンした本屋さん「Rethink Books」に行ったら、偶然自分の本に出会ったのでびっくり。取り扱いしてくださっている、下北沢の「本屋 B&B」の系列のお店なので、よく考えたら驚くことではなかったのだけど、街角でばったり出会ったことがなかったもので、うれしかったです。

それから、お知らせが大変遅くなってしまいましたが、うきは市の「MINOU BOOKS AND CAFE」でも取り扱いいただいています。数日前に残り3冊だとご報告をもらいました。カフェスペースがあって、セレクトも素敵で、のんびりとできる本屋さんです。街の黒板が道路を挟んだ向かいにあって、学校帰りの小学生が落書きして走り去っていく姿を、コーヒーを飲みながら眺めたりできます。うきは方面にお出かけの方、この辺りに住んでいる方には、かなりおすすめです。

そんな訳で、お取り扱いショップリストも少し更新しました。

6月中旬から、またニューヨークに行きます。今回はもう少し頻度を上げて更新するつもり…いや更新します!新しいコーヒーショップも続々とオープンしているようだし、久しぶりなので本当に楽しみです。

A FILM ABOUT COFFEE

https://www.instagram.com/p/BBCGUYTzKDd/

この映画の存在を知った時や、『New York Coffee Shop Journal』の出版記念と一緒にイベントをやると聞いた時から、見たい見たいと思いつつ、なかなかタイミングが合わなかったけど、やっと見られた。

タイトル通り正に「コーヒーについての映画」だった。コーヒー豆がどんな風に育てられ、収穫され、精製されるのか。それから、どんな風に焙煎されて、抽出されるのか。

コーヒー農園での過程はよく知らなかったから、本当に興味深かった。やっぱりコーヒーは生ものだなと改めて思った。コーヒーとワインは、原料が育てられてから、飲まれるまでの流れが似てるような感じもした。

アメリカのコーヒー関係者は、大体見聞きしたことのあるコーヒーショップの人たちで、実際にサンフランシスコで行ったショップBlue Bottle とかFour Burrelもいくつか出てきたから、「行ったなあ」なんて感慨深くなったり。

バリスタのチャンピオンシップの様子は初めて見たけど、あんな風にプレゼン形式で評価されるのね。チャンピオンになる人は、技術的にも造詣的にも間違いなく素晴らしい人なのだろうけど、優劣を競ったり順位をつけたりするのは、私はやっぱり苦手だな。

美味しいの基準は人それぞれだし、色んなタイプの美味しいコーヒーがある。こういう大会をプレゼン形式でやるあたりは、とてもアメリカ的だなと思った。(もちろんこの映画にしても)

コーヒーショップもヨガスタジオもラーメン屋も、自分の好きなところに行けばいい、といつも思う。興味があれば色んなところに行って、気に入ったら同じところに何度も通って、それがお気に入りになって、いつしかオール・タイム・マイ・ベストになる、というのが自然な気がする。

と、そんな話はさておき、映画はコーヒー好きなら間違いなく見るだけの価値のあるものだった。コーヒーが苦手な人も、これを見たら興味がわいたり、好きになったりするかもしれない。

https://www.instagram.com/p/BBCGlSGTKDt/映画の中でベアポンドの田中さんが「エスプレッソはドラッグだ」と言ってたけど(リチュアルの人は完全に反対意見だったけど笑)、すっかりエスプレッソ中毒の私は、耐えきれず帰りにカプチーノを一杯。なんとアディクティブな魅惑の飲み物よ。

A FILM ABOUT COFFEE」は、福岡の中州大洋映画劇場で2/12まで上映中。

Devoción

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お店に入った瞬間から気分が上がった。

 
入口の扉を開けると、いきなり大きな焙煎機とコーヒー豆の袋が目に入ってくる。これだけでも、本格的な店だろうなという予感がする。

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焙煎機を横目に奥まで伸びる通路を進むと、広々としたスペースに出る。最初に目に飛び込んでくるのは、大きく開いた天窓とグリーンで覆いつくされた壁。

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真ん中には革張りのソファーが向かい合わせに置いてあって、その周りにテーブル席がずらり。左手の壁際にはカウンター席もある。なんとも気持ちのいいゆったりとした空間。しかも格好いい。これはかなり好きな感じ。

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店内にも壁にどーんと書いてある通り(一番上の写真)、この店の豆はすべてコロンビアのもの。ニューヨークに数あるコーヒーショップの中でも、原産国限定という店は珍しい。(少なくとも私ははじめて見た)コロンビアのグッズも取り扱っているし、とにかくコロンビア推しなのである。
 
ちょうどNetflixで、実在したコロンビアの麻薬王のドラマ「ナルコスを見たばかりだったので、この贅沢な空間とコロンビア推しぶりに、もしやこのお店のバックにはコロンビアのドラッグマネーが…?と勝手な妄想をして楽しむ。(あくまでも妄想です)

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はじめてのお店なので、いつものようにラテを注文。店員さんが2人しかいなかったせいか、かなり時間がかかったけど、店の雰囲気に気分が上がりっぱなしで写真を撮りまくっていたので、そこまで気にならなかった。
 
コーヒーは、興奮してたので多少盛られてるかもしれないけど、割とさっぱりとして美味しかった。

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フードは、アボカドトーストみたいなしっかりとしたメニューもあったけど、今回は朝食代わりにハムチーズクロワッサンを食べた。店の奥にキッチンがあって、そこでつくっているらしい。こちらはまあまあ。

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f:id:ykmtn:20151009230256j:plain眩しいというお客さんにパラソルを出す、ってここ店内ですけど…。そのパラソルも黄色

コーヒーカップ、看板、店内のポスターと、黄色がアクセントに使われていてこれもツボ。最近、こんな風にコーヒーカップの色を店の差し色にしてるところが増えてる気がする。

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ウィリアムズバーグはたまにしか来ないけど、やっぱり面白くていいお店がある。New York Coffee Shop Journalのために取材して書き下ろしたSweatshopもこの近所。Sweatshopもすごくいいお店なので、チェックしたい人はよかったらZineを見てみてください。

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今日は、ニューヨークのコーヒー通のMikiさんに連れて来てもらった。さすがコーヒー通のセレクト。ありがとうございました!
  
69 Grand St.
Brooklyn, NY 11249
Mon-Fri 7 am-7 pm
Sat-Sun 8 am-7 pm
WiFi Yes
Restroom Yes

本になりました

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このブログの一部がまとまって本になりました。タイトルはNEW YORK COFFEE SHOP JOURNAL」です。

しばらくブログの更新が滞っていたのはこのせいでした。ここで紹介してきたコーヒーショップガイドはもちろん、東京のコーヒーショップ界をけん引する人たちのインタビューやコラムなど、ニューヨークとコーヒーにまつわるZINEになっています。

また、ブログに載っていないブルックリンのコーヒーショップ2軒も、本には新たに追加しています。

東京の書店やコーヒーショップなどで販売予定です。ショップリストは後日まとめてまたお知らせします。

東京以外にお住まいで購入希望の方は、Facebokページにコメントをお願いします。(今後のやりとりの都合上ブログではなくFacebookにお願いします)

その他詳しい情報やお問い合わせは、出版および販売元の駒沢のブックストア SNOW SHOVELING までお願いします。

 ※画像は見本です。多少異なります。

Arcade Bakery

https://instagram.com/p/7svJLiTKKx/

朝早くからブルックリンまで練習に行ってきたので、せっかく電車に乗ったのだからと帰りにトライベッカに寄って、噂のArcade Bakeryに行ってみた。

本の雑誌で見かけたばかりだったせいか、中に入ると早速お洒落日本人観光グループとおぼしき人たちが2組もいる。練習後でスッピンなのを思い出し、この日本的雰囲気に一瞬ひるむも、「私はNY在住の国籍不明のアジア人」と自己暗示をかけ、咄嗟にマインドを切り替える。(ってほんとどうでもいいね)

ここは、オフィスビルの1階の、まさにアーケードのところにある売店スタイルのパン屋さん。壁際の、窓はないけど出窓的な空間にテーブルとベンチがあって、そこでパンを食べられるようになっている。このインテリアと雰囲気、結構いい。落ち着く。

パンは噂に違わず、ものすごく美味しかった。バケットは外がカリッ&サクッで、中はもっちり。お店のシグニチャーなのか、Babkaという種類のパンとLemon Sugar Briocheも食べたけど、生地がサックサクで甘さ控えめで最高。

ニューヨークには美味しいパン屋があんまりなくて、ここ3〜4年くらいで結構増えてきたけど、それまでは何食べてたの?と聞きたくなるくらいパン屋の選択肢がなかった。特にバケットとかのハード系。

ここは本当に美味しい。日本の雑誌すばらしい。みんないいところ知ってるなあ。間違いないですわ、ここは。

コーヒーブログなので一応コーヒーのことも書いておくと、豆はブルックリンのParlor Coffee。エスプレッソマシンがないので、普通のレギュラーコーヒー、ホットとアイスのみ。味は…豆のせいではないと思うけど、パン屋のコーヒーなので期待はしない方がいいと思う。

それにしてもこのレベルのパンがニューヨークで食べられるなんて感激だなあ。また買いにこよう。

 

220 Church St
New York, NY 10013
Mon-Fri 8 am-4 pm
WiFi No
Restroom 未確認